オゾン層の破壊、酸性雨の発生とともに地球大気の温度上昇といった地球環境の諸問題が紹介され、長期モニタリングの重要性が説かれた。このために、WCRP(World
Climate Research Programme)、IGBP(International Geos phere-Biosphere Programme)などのいくつかの国際プロジェクトや我が国における「大学等における地球圏−生物圏国際共同研究」などが実施され、地球科学研究の中での地球化学研究の重要性が指摘されている。このような状況にあって、シンポジウムを共催し、21世紀に向けての地球化学研究の方向を探るよう計画した。